2016年11月28日の時事通信社の記事によると、右派の候補者は、サルコジ大統領の下で首相を務めたフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)氏に決まったとのこと。各国で内向きな傾向が顕著になってきていますが、フランスはどうでしょうか。私なりの考えをまとめてみました。
サルコジ氏の敗北と政界引退というサプライズを経て、落ち着くべきところに落ち着いた感じですが、本当の戦いはこれからでしょう。
現在のオランド大統領が再選されることはないと思いますので、実際はFillon元首相とルペン国民戦線リーダーとの一騎打ちでしょう。とはいえ、FNが大統領選で一騎打ちの相手となるとは、フランスも右への傾きが強くなり、より内向きのフランスになってきており、驚きを隠せません。
実際の政策実施能力としてはFrancois Fillon氏が上でしょうし、より現実的かと思いますが、彼もサルコジ政権時の首相として、決して卓越したリーダーであったとはいえないことから、”大国”フランスのかじ取りをどうするのか、批判だけでなくどう代替案を示して国を率いるのか、とても注目ですね。
アメリカ大統領選挙のサプライズのように、ルペン女史が大統領になるような事態なら。。。。フランスは恐怖の時代になるのでしょうね。。。。不安です。