2016年12月28日
これまで国際紛争から気候変動問題、企業のM&Aなど幅広い分野で交渉や調停の任に当たってきました。
また、各国で開催される交渉プログラムやリーダーシップトレーニングでも、実務家のインストラクターとして交渉術を教授してきました。
今回、私が学んできた内容の一部をシェアしたいと思います。
実際の最強の交渉術を身に着けたいと願う方は、エクセレントネゴシエーター養成講座も開催していますので、またご連絡いただければと思います。
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さて、今回は交渉にまつわる心理と影響についてのシリーズです。
少しでもお役に立てれば幸いです。
私が交渉術のトレーニングや講義をする際に、最も強調するのは「情報」の大事さです。それは主に「情報の量と質」の大事さなのですが、情報にまつわる様々な心理と影響についてもよくお話をします。その中で特に重要だと思うのが、「相手の立場に立って考えてみる」ということです。よくコミュニケーションやリーダーとしての素養などでも説かれる内容で、当たり前のように聞こえるかと思いますが、実際の現場では、あまりそれが実践できていないのも事実なのです。
皆さん、トランプのゲームでポーカーをご存知だと思います。恐らく実際にプレイしたことがあるという方もかなり多いでしょう。実はこのポーカーというゲームを見れば、交渉の際に、私たちが陥りがちな心理的なワナに対する理解が深まります。
続きは、また次回に!