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リーダーのための交渉術・コミュニケーション術:”納得”の導き方

リーダーのための交渉術とコミュニケーション術:“納得”の導き方

 

2017年3月25日、広島県福山市で開催されましたツネイシホールディングス様のご一族の年次総会にお招きいただき、10代から80代という世代を超えたご家族の皆さんにお話しさせていただく機会を頂戴いたしました。実は、同じタイトルで、3月16日国際治療談話会の場でもお話をさせていただいたのですが、その時よりもお時間をいただけたので少し内容を膨らませてお話いたしました。詳細については、実際に講演にお越しにいただける皆さんや交渉のトレーニングで学んでいただきたいのでここでは書きませんが、ポイントを3つ挙げるとしたら以下のようになるのではないかと思います。

 

  • 交渉する目的・ゴールを明確に設定し、最後まで見失わないこと
  • 質と量が伴う情報はとても大きな味方となること
  • 交渉や商談、コミュニケーションは必ず“人と人”が行うということ

 

です。どれも至極当然な内容なのですが、頭ではわかっていても、実際には行うことができていない内容ばかりになります。例えば1つ目ですが、会話や交渉を行っている間に、変わり続ける状況や心境に気を取られて、「そもそもどうしてこの話し合いを持つことになったのか」「何を達成するのか」というゴールを見失いがちです。2つ目については、「自分の情報を再度見直すこと」の重要性と、「誤解をいかに解決・防止するか」という内容が挙げられます。3つ目は言い換えると、「交渉相手やコミュニケーションの相手を知りたいと思って関心を持つこと」とも言えます。

 

いかに自分も、相手も、そしてその交渉の結果に影響される関係者も、納得できる内容の結論を導くことができるか。それがリーダーに必要とされる交渉術であり、コミュニケーション術になります。

 

まだ開催時期などは決めておりませんが、一昨年に開催し、それから第2回目の開催が行えていないエクセレント・ネゴシエーター・インスティテュート(ENI)、今年は復活させたいと思います。すでに個別に多くの問い合わせもいただいております。「開催を手伝ってあげるよ」「私も受講してみたい」という方はお声掛けいただければ幸いです。

 

by

島田 久仁彦 (しまだ くにひこ)

1975年生まれ。大阪府出身。国際ネゴシエーター。株式会社KS International Strategies CEO。経済産業省参事。同志社大学、アマースト大学を経て、2002年ジョンズ・ホプキンズ大学大学院国際学修士。国際情勢、環境・エネルギー問題の専門家。1998年より国連紛争調停官としてコソボ、東ティモール、イラクなどの紛争調停に従事。2005年から環境省国際調整官(2010年11月から2016年3月までは環境省参与)として、気候変動交渉で日本政府代表団リード交渉官と交渉議題の議長を歴任。2012年世界経済フォーラムYoung Global Leaders 2012に選出される。現在、CNN、BBC、France2など海外メディアに出演し、国際情勢、安全保障問題、環境・エネルギー問題などのコメンテーターを務めている。活動は安全保障・外交問題、エネルギー、環境問題にとどまらず多岐にわたる。主な著書に『交渉プロフェッショナル』(NHK出版)、『最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術』(かんき出版)などがある。

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Comments (2)
  1. 倉田由香 より:

    初めまして。私はこの春から難しい用地交渉の担当になりました。数年前に先生の著作を読ませていただき、その時からずっとお話を伺いたいと思っていました。
    是非エクセレント・ネゴシエーター・インスティチュートを受講したいと思います。
    私にお手伝いできることがあれば喜んでさせていただきます。よろしくお願いいたします。

    1. 倉田由香様

      この度はコメントを頂戴しありがとございます。また私の著書もお読みいただけたとのこと。とても光栄に存じます。
      エクセレント・ネゴシエーター・インスティテュートについては、今、開催の準備をいたしております。
      日程や場所などもう少し詰めましたら、改めてお知らせいたします。
      また、他にご関心のおありになる方をお誘いいただければ幸いです。

      何卒よろしくお願い申し上げます。

      島田久仁彦

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