Kunihiko Shimada Official Blog 国際交渉人 島田 久仁彦公式ブログ

波乱の2019年:忍び寄る戦争の影

2018年の秋ごろからでしょうか。世界中あちらこちらでどんどん争いの芽が見られるようになってきました。2019年に入り、その芽がどんどん大きくなってきています。中には国際的なニュースで恐怖心が煽られているものや、様々な見解が混在する“有名どころ”から、メディアに取り上げられることはほとんどないが、大きく懸念を要するものまで数多く存在します。今回は、私が懸念しているいくつかのケースについて触れたいと思います。

例を挙げると、コンゴ民主共和国で起きた民族間紛争のエスカレーションがもたらす地域紛争への懸念、ケニア・ナイロビで起きたテロ事件と隣国ソマリアとの関係から見る東アフリカ混乱への道筋、タイ深南部で継続するタイ国軍とポンドゥック(マレー系イスラム組織)との戦いと周辺のムスリム諸国(マレーシアとインドネシア)を交えた紛争への可能性、イラン・シリアそしてイスラエルが絡む中東情勢の悪化とトルコの影、南シナ海が混乱の海になる可能性、そしてアメリカによる北朝鮮攻撃の可能性など、数多く懸念が存在します。

ハンドリングを間違えると、これらがすべて今年2019年に戦争として世界を苦しめるかもしれません。

しかし、一部でささやかれる米中の直接的な紛争や日ロの戦い、米ロの戦いなどは、ただの杞憂に過ぎないと言っても過言ではありません。それは、これらの”戦争”は、同時に人類の終焉へとつながりかねないものになるからです。

ただ、もしかしたら冗談で済まないことになりかねないのが、日韓直接交戦の可能性が高まっていると伝えられていることでしょうか。

そのような混乱の2019年と戦争へのDownhill Slopeについて、2019年1月18日号のメルマガ『最後の調停官の究極の交渉・コミュニケーション術』で詳しく解説しました。ぜひご登録いただき、お読みいただければと思います。そして、もちろん、皆さんとのディスカッションも楽しみにしております。

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島田 久仁彦 (しまだ くにひこ) 1975年生まれ。大阪府出身。国際ネゴシエーター・紛争調停官・地政学リスクアドバイザー。株式会社KS International Strategies CEO。同志社大学、アマースト大学を経て、2002年ジョンズ・ホプキンズ大学大学院国際学修士。国際情勢、環境・エネルギー問題の専門家。1998年より国連紛争調停官としてコソボ、東ティモール、イラクなどの紛争調停に従事。2005年から環境省国際調整官(2010年11月から2016年3月までは環境省参与)として、気候変動交渉で日本政府代表団リード交渉官と交渉議題の議長を歴任。2012年世界経済フォーラムYoung Global Leaders 2012に選出される。現在、CNN、BBC、France2など海外メディアに出演し、国際情勢、安全保障問題、環境・エネルギー問題などのコメンテーターを務めている。活動は安全保障・外交問題、エネルギー、環境問題にとどまらず多岐にわたる。主な著書に『交渉プロフェッショナル』(NHK出版)、『最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術』(かんき出版)などがある。また、交渉・コミュニケーション術についての秘訣に加え、最新の国際情勢をぎりぎりまで解説するメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の究極の交渉・コミュニケーション術』(http://www.mag2.com/m/0001682898.html)も発行中。
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