Kunihiko Shimada Official Blog 国際交渉人 島田 久仁彦公式ブログ

【国際情勢の裏側】:Brexitを巡る対応で見えてきたEUの限界?!

2016年の国民投票の結果、英国はEUからの離脱(Brexit)を決めましたが、その後、その離脱の条件を巡るEUとの交渉はもめにもめ、当初設定された離脱の期限を今日(2019年3月29日)に迎えました。

メイ首相率いる英国交渉団と、EU加盟国首脳との協議の結果、3月29日のBrexitはなくなりましたが、まだまだ予断を許さない状況です。

仮に現在の案で英国議会が合意できるのであれば、Brexitは5月22日に実施されますが、メイ首相がその合意に自らの首相辞任というカードを切って臨んでも、状況はかなり厳しいと思われます。そうなると、Brexitの期限は4月12日となり、その場合は、「離脱の再見直し」(国民投票の再実施を含む)か、「合意なし離脱(hard Brexit)」の2択となります。

諸々の状況に鑑みると、メイ首相が4月12日期限の場合、国民投票の再実施に合意する見込みはないと考えますので、消えてはまた復活するhard Brexitの現実味が帯びてきます。

しかし、この混乱は一体誰のせいなのでしょうか?

巷では英国の非を指摘する声が多いですが、私はEUの多重の不全がもたらした悲劇ではないかと考えています。

では、その多重の不全とは?

詳しくは、3月29日発行の私のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の究極の交渉・コミュニケーション術』で詳しくお話しています。

宜しければ、お読みいただき、ご意見などいただければ幸いです。

この記事を書いた人
島田 久仁彦 (しまだ くにひこ) 1975年生まれ。大阪府出身。国際ネゴシエーター・紛争調停官・地政学リスクアドバイザー。Executive Negotiation Coach。 株式会社KS International Strategies CEO。同志社大学、アマースト大学を経て、2002年ジョンズ・ホプキンズ大学大学院国際学修士。国際情勢、環境・エネルギー問題の専門家。1998年より国連紛争調停官としてコソボ、東ティモール、イラクなどの紛争調停に従事。2005年から環境省国際調整官(2010年11月から2016年3月までは環境省参与)として、気候変動交渉で日本政府代表団リード交渉官と交渉議題の議長を歴任。2012年世界経済フォーラムYoung Global Leaders 2012に選出される。現在、CNN、BBC、France2など海外メディアに出演し、国際情勢、安全保障問題、環境・エネルギー問題などのコメンテーターを務めている。活動は安全保障・外交問題、エネルギー、環境問題にとどまらず多岐にわたる。主な著書に『交渉プロフェッショナル』(NHK出版)、『最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術』(かんき出版)などがある。また、交渉・コミュニケーション術についての秘訣に加え、最新の国際情勢をぎりぎりまで解説するメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の究極の交渉・コミュニケーション術』(http://www.mag2.com/m/0001682898.html)も発行中。
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