2020年12月28日
1970年代に起きたイラン革命と、テヘラン米大使館襲撃事件以降、アメリカはイランをひたすら敵視し、長年にわたり経済制裁を加えてきました。
オバマ政権下で、歴史的な「イラン核合意」が合意され、米・イランの二国間関係も一気に改善し、大きなビジネスチャンスを生むだけでなく、火薬庫にも例えられる中東地域にやっと安寧が訪れると期待されました。
しかし、ご存知の通り、トランプ大統領とその政権では、これまで以上に反イランの政策が採られ、一度緩和された対イラン経済制裁も、より強化された形で実施されるなど、イランに対する威嚇行為は激化する一方です。
それに対しイランも、これまで融和路線を取り支持されてきたロウハニ大統領が、最高指導者ハーメネイ師率いる反米過激派を抑えきれなくなり、ついには、アメリカに対して【目には目を、歯には歯を!】と言わんばかりに、正面からの対決路線にシフトしてきています。
ただでさえ不安定要因には事欠かないアラビア半島と中東地域ですが、アメリカとイランの威嚇合戦が激化していく中、国際情勢に与えるネガティブなショックは計り知れません。
5月24日発行のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』の人気コーナー【国際情勢の裏側】では、アメリカとイランの対立の構図・要因を様々な観点から解説しています。
もしかしたら、『ああ、そうだったのか!?』というように、気付きを得ることが出来るかもしれません。
皆さんのご意見もお寄せいただければ嬉しいです。