Kunihiko Shimada Official Blog 国際交渉人 島田 久仁彦公式ブログ

【国際情勢の裏側】トランプ外交のオウンゴールがもたらす世界の悲劇

2017年に大統領就任して以来、ことごとくオバマ外交の”成果”をひっくり返してきたトランプ大統領。イランとの核合意の破棄やパリ協定からの離脱はその最たるものですが、トランプ外交の迷走が戦後国際秩序の崩壊をもたらし、そして世界は再び自国第一主義が蔓延しています。

とはいえ、すべての責任がトランプ氏にあるわけではありません。
中国の予想を上回る成長とglobal powerとしての台頭や、長引くシリア内戦と欧米各国の無力、反日反米の文政権。。。いろいろと外的な要因もありますが、一つ間違いないのは、トランプ大統領の誕生は、世界各地で爆発寸前にあった諸々の不満分子が一気に爆発し、民衆の支持を得るきっかけになりました。

ただ、問題は、トランプ大統領の外交面での対応が、その場しのぎで場当たり的であることでしょうか。ゆえに、一貫性は見いだせず、他国は【アメリカはいったいどこに行きたいのだろうか】と疑心暗鬼です。一貫性があるとすれば、【ことごとくオバマ政権の方針を覆す】ということと【大統領選時に提示した公約の実施】というポイントでしょうか。

来年の大統領選挙に向けた様子を見ていると、拮抗していると言われつつも、まだ現職トランプ大統領有利と言われており、すでにWall Streetは、トランプ大統領の続投を見越した取引になっているようです。

今後、どのような運命が国際情勢に待ち受けているのか。
一貫性がないトランプ外交の政策をオウンゴールに称し、いろいろと書いてみました。

先週号のメルマガに掲載された記事が、まぐまぐのピックアップ記事として配信されましたので、シェアしたいと思います。

この記事を書いた人
島田 久仁彦 (しまだ くにひこ) 1975年生まれ。大阪府出身。国際ネゴシエーター・紛争調停官・地政学リスクアドバイザー。Executive Negotiation Coach。 株式会社KS International Strategies CEO。同志社大学、アマースト大学を経て、2002年ジョンズ・ホプキンズ大学大学院国際学修士。国際情勢、環境・エネルギー問題の専門家。1998年より国連紛争調停官としてコソボ、東ティモール、イラクなどの紛争調停に従事。2005年から環境省国際調整官(2010年11月から2016年3月までは環境省参与)として、気候変動交渉で日本政府代表団リード交渉官と交渉議題の議長を歴任。2012年世界経済フォーラムYoung Global Leaders 2012に選出される。現在、CNN、BBC、France2など海外メディアに出演し、国際情勢、安全保障問題、環境・エネルギー問題などのコメンテーターを務めている。活動は安全保障・外交問題、エネルギー、環境問題にとどまらず多岐にわたる。主な著書に『交渉プロフェッショナル』(NHK出版)、『最強交渉人のNOをかならずYESに変える技術』(かんき出版)などがある。また、交渉・コミュニケーション術についての秘訣に加え、最新の国際情勢をぎりぎりまで解説するメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の究極の交渉・コミュニケーション術』(http://www.mag2.com/m/0001682898.html)も発行中。
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