2020年はまさにコロナウイルスのパンデミックによって世界が混乱した一年でした。
まだ第3波が世界を襲い、ついには変種のウイルスまで登場して、世界をさらなる混乱に陥れています。
日本でも日に日に感染者数そして重症患者数が増えており、まだ検査を受けていない陽性者が多くいる可能性から、
私たちが日々目にする数値はまだ上がるものと思われます。
先の見えない戦いが続きます。
コロナウイルスのパンデミックは、世界経済の成長を止め、ヒトとモノの移動を止めました。
経済効率性を追求していた依存型の経済モデルも継続が難しくなります。
またその裏で、少なくなるか無くなるであろうと思われた戦争・紛争は、逆に増え、結果、コロナ禍のみならず、戦禍によって多くの人たちが困る事態になっています。そして、ILO(世界労働機関)が4月末に予測した【コロナ禍によって16億人が職や生計の手段を失う恐れ】という内容が、年末を迎えるにあたり、見えているもの・見えていないもの双方合わせて、現実になってきているような気もします。
混乱の裏で、多くの前向きな動きも現れました。
例えば、日本では遅れているといわれてきたIT化やリモートワークも、2020年にはニューノーマルとなる礎が出来てきました。
AIを様々なセクターに本格導入するタイミングも早まりました。
また、科学的知見と知識という面では、国際政治がブロック化を進める中、国際協調の強さを見せつけました。
例えば、武漢でコロナウイルス感染が明らかになった3週間後には、中国の科学者たちがウイルスのゲノムを解明し、それが今、これまでには考えられなかったスピードでのコロナ・ワクチン開発に繋がっているといっても過言ではありません。
またその裏でサイバー危機も広がりました。
私たちが自宅で外出自粛する中、人と繋がりたい!という気持ちを逆手に取った詐欺事件も多く発生しています。
そんな2020年は、思いきりコロナに翻弄された一年でしたが、どのような一年だったのか。
私なりにまとめてみました。
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今年も一年間ありがとうございました。
どうぞ皆様、よいお年をお迎えください。